上野からアメ横
     suc4-c06 2007/5/10

今日は、上野駅におりてみました。
知識人なら上野公園へ上って美術館へ
と向かうのでしょうが、私は「飴屋横
町」・・通称「あめ横」を歩いてみよ
うと思ったのです。

以前は、上野駅から東北や北陸新幹線
へ乗り換える為に必ず歩いた駅舎だっ
たのですが、東京駅から乗れるように
なってからはご無沙汰していました。
今日は、少し飛行機の時間があったの
で下りてみることにしました。


何となく雑然とした雰囲気が東京駅と
は違った魅力なんですね。
田舎者の私には上野駅の方が違和感が
無いように思えます。


さて、駅舎を出て振り返るとシンプル
で素っ気無い駅舎がありました。
この外観からは、駅舎の中の雑然とし
た様子は全くと言っていいほど伺い知
れません。

ふと目の前を見ると蒸気機関車のレリ
ーフが目にとまりました。
歩み寄ってみると、伊沢八郎の歌で有
名な「ああ上野駅」の歌碑でした。
憶えていますか?この歌。


 ♪どこかに故郷の香りをのせて
  入る列車のなつかしさ
  上野はおいらの心の駅だ
  くじけちゃならない人生が
  あの日ここから始まった♪

作詞は関口義昭氏、作曲は荒井英一氏
であることを知りました。



さて、早速山手線と京浜東北線の線路
下沿いに並ぶ飴屋横町へと向かいまし
ょう。
ワクワクする探検の始まりです。


「アメ横」はJR上野駅から御徒町駅
までの約600mの間におおよそ500店舗
が並んでいます。

発祥は、戦後の闇市の一部が存続発展
したもののようです。食料品や海産物
はもちろんのこと、衣類や靴、貴金属
に時計、ブランド品など、有りとあら
ゆるお店がズラリと並んでいます。
三平師匠が宣伝していた二木ゴルフも
この通りにありますよ。


人通りはお祭りのようですね。
田舎者の私はその間をやっとの思いで
すり抜けて進みます。
店の商品は通りにはみ出して、店のお
兄さんやおじさんが威勢良く通るお客
に声をかけていました。
いやいや圧倒されるエネルギーを感じ
る元気な商店街ですね。
日本で一番元気のいい商店街だと思い
ます。

以前見た中国上海の本通りから少しは
入った商店街を思い出しました。

2時過ぎと言うのに飲食店は人が道路
まで溢れていました。ここ日本?と思
える光景がアメ横の裏通りにありまし
た。

そのさらに裏では、路地にイスを持ち
出してコックさん達がおそい昼食をと
っていました。

美味しそうな料理を抱えてうまそうに
食べていました。

そういえば、私の昼食は新幹線の中で
おにぎりひとつだった。



どこを歩いても凄い活気を感じる町で
すね。

歩いているだけで時間を忘れてあちこ
ちきょろきょろ・・・
美味しそうないそべ焼きの臭いが食欲
をそそります。年期を感じる渋いおじ
さんが良い手つきで焼いていました。


気温はどんどん上がって30度あるん
じゃないかな?と感じるほど。

今日から着替えた夏のスーツはあたり
だったが、それでも汗が噴き出す今日
でした。
あちこち見物して気がつけばJR御徒
町の駅でした。

アメ横・・・もっとじっくり歩きたい
町ですね。